ただ言いたいだけ日記

読んだ本や、映画の感想を気の向くまま

SF

「世界の涯ての夏」つかいまこと著 を読んだ

「涯て」と呼ばれている地球を飲み込んでいく超常現象が発生している近未来で生きる人間たちを描くSF。かなり読みやすいし、SF的な表現もあまり濃くないので、初心者でもおすすめな感じ。 内容としては、正体不明の多次元からのゆっくりとした侵略を遅滞させ…

『セミオーシス』スー バーク (著) を読んだ。

知性を持つ植物が存在する地球型惑星パックスで紡がれる7世代にわたる年代記。 帯では、「敵か味方か!」と書いているが、内容は二項対立では簡単に呑み込めない話。 重力強めのパックスに移住してきた人類は、争いの絶えなかった地球からの移住者。新天地を…

『火星の遺跡』 ジェイムズ・P・ホーガンを読んだ

過去から連綿と続くテレポーテーションのジレンマと、遠隔たんぱく質操作の2本立て。 ストーリーはフリーの紛争調停人(変装、人心掌握、戦闘、科学から、考古学までなんでもござれのスゲー奴) キーラン・セインを中心に進んでいく。舞台は火星。 SFなので…