Pacific Rim Uprising みた
前作は公開まえから見よう見ようと思って結局公開中に見ることができず、DVDを借りてみて控えめに最高だったので、今回は劇場にて吹き替え2dを見てまいりました。
一言で言うと、「ダークな印象が消えた」
前作は怪獣がイエーガーでも対処できなくなって、もう壁を作ってどうにかするしかないよってところまで追い込まれていて結構終始暗い感じだったと記憶してますが、
Uprisingは前作で裂け目を閉じた後の話なので、みんななんだか危機感が無い。
街並みも近未来的な感じになってるし、ヘリもジェット。
指数関数的に怪獣の出現ペースが上がってどうしようって極限感はなくなりました。
タイフーンみたいに速攻退場もないし。
また、イエーガー自体も第四世代から結構立っているみたいでぬるぬるな動きがさらにぬるぬるに。
個人的にはジプシーや、チェルノの旧式です、アナログで動いてますって感じすごい好きだったんだけど、スゲースタイリッシュに仕上がってます。これはこれで最高なんだけど。
コックピットもハイテクに。
デジタル処理で、前みたいなこけたらミンチになりそうな感じはなくなっててちょっと笑った。
ニューラルハンドシェイクも人間への負担減ったんかな?
ヒロインの女の子が記憶に引っ張られている描写あったけどあっさり目だったし。
登場人物多かったことに加えて、2作目だから システムは知っている体なんかな?
武器類も一機で数種類持ってるし、あれがダメなら、これという風に出せるのはかっこいい。合体武器もある。
スーパー戦隊ではおなじみの合体ロボを怪獣がやるのはなかなか面白かった。
いつも悪役側はこんな絶望の中戦っていたのか!笑
虫けらのように四肢をむしられるスタイリッシュイエーガー達。
アテナが最速という説明の後に戦闘でしっかりフェニックスとかを追い越してたり、フェニックスの3人乗りがちゃんと生かされてたり、ロボ好きにはなかなか楽しい展開。
好みの問題かもだけど、前作みたいな重さが感じられないのはちょっと残念。
対比とか、速度感でもっと感じられたらなおよかったなあ。
人間について書くと、あまり描き切れなかったみたい。
主人公とそのバディの経歴や関係性が希薄で途中ヒロインとCo-pilot交代しても何の感慨もなかったし、
前作で出てきたマコや、Godlieb博士、ニュート博士もこれと言って行動はするんだけど、ストーリーありきで、キャラクターがその行動を起こす必然性が全く感じられなかった。もともと濃いキャラ達だったからストーリーに動かされている感じが否めず、残念。
終盤のニュートや、Godlieb博士の動きはスーパー戦隊独特の無茶と、勢いみたいなのが見れて求めてた方向性とはちょっと違かったけど好き。
まとめると、Uprisingは前作とは別物。前作がマヴラブオルタとすると、Uprisingは日朝のスーパー戦隊シリーズ。
方向性が違うので、一概に比較はできないけど、前作のダーク感を求めるとちょっと物足りないかもしれない。
でも、イエーガーのスタイリッシュさと軽快な物語のテンポはスーパー戦隊感あって最高でした。
以上