劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」 Ⅱ.lost butterfly 見た
バーサーカーまじ卍
はじめてFate staynightやってから10年近くたっているせいか、いろいろ忘れている面もあり最高でした。
もともと生真面目なキャラが大好きだったので、Staynightもセイバー一筋、桜ルートはめんどくさい女だなあと当時思っていました。が、映像ってすごいね。
めんどくさいのにはこれまで養子に出され、蟲爺に好き勝手され、極めつけにワカメって背景があるからで…。
承認されない幼少期を送るとそれが普通になっちゃうから、あの桜ちゃんなんだよなあとしみじみ。
まあワカメもワカメでいろいろだけれども。
桜ルートでは、これまで厄介だったキャスターもバーサーカーも金ぴかもあっさり。
当時あんまりノベルゲーに明るくなかった自分は「聖杯戦争」って枠組みをばかばか壊していくのにかなり驚いた記憶が…。
映像作品になってよかったところをあげるとすると①、戦闘。②情景、③心理描写がある。
戦闘は言うまでもなくバーサーカー最高だったよね
ナインライブスやべーってのと、質量感。なんていうか思い。とにかく重い。あとセイバー掴んでたたきつける系ほんとに痛そう。(笑)
モルガンの描写もよかったなあ。
スチルだと一面的だけど映像だと全方向から見えるし派手。レーザービーム。
②は桜ちゃんの夜行動ターンだよね。
ゲームでの所見だと理解力不足かはっきり何やってんのかわかんなかったけど、ノイズが走った感じで町中にぱっと出てくるのはゾクゾクした。怖い。
あと、桜ちゃんの見えてる心理世界もブラックでよかった。なんかフォールアウト3のトランキルレーンとかっぽい。(笑)
③は士郎の心理変化がよかった!
セイバールート、凛ルート共にかなりの正義馬鹿でやばい奴だった士郎くんが、臓硯の言葉で逡巡したり、桜と切嗣が立ち代わりにイメージされて、桜が増えていくってのもようやく人間ぽくってよい。
当時の自分がなんだか好きになれなかった理由ってたぶんここ。
セイバーみたいに目的があって、基本それ一筋(ちょっとそれるけど)な生き方にあこがれている自分がいたから、これまでのルートである種成し遂げてきた士郎くんが、人間的な揺さぶりをかけられて、士郎という一人の弱い人間になるのが嫌だったのかも。
まあ、これまでが異常だっただけで、普通か(笑)
あと、イリヤも、タイガーも見せ場があるのは良い。
イリヤは動きがかわいいし、これまでみたいな殺意シーンもないので、単純にお姉ちゃん。フライング抱き着きシーンもあるよ。
タイガーはやっと年上の面目躍如。
教育者というか、人として芯があるんだよなあと感心。
あと、切嗣さんの海外出張にパスポート持参でついていこうとするシーンちょっとかわいかった。ポニテだし。
士郎君の冬木大火事フラッシュバックにボブいた?
なんか一瞬映っていたような…。